2026年4月

4月30日(木)
何回目かの『ラスト・サムライ』を最後の20 分だけTVで観る。あの激闘シーンの終わり頃からのトム・クルーズと渡辺謙の熱演。真田広之が健在なのを知ってうれしかったのもこの映画でだった。彼の写楽をもう一度観たい。


4月29日(水・休)
課題のコピーを7-11で取っていると途中で用紙切れ。店員さんを呼びにいった30秒の間に女の人が私の原稿をどけて自分のコピーを取ろうとしていた。設定に触ったか聞くと、いいえと言う。お金も入れず、unbelievable 。


4月28日(火)
勝どきの仕事場から出されて自宅に押し寄せてきた大量のモノがまだ片付かない。美味しい水と湯が出るマシーンも運ばれ、月に一度は美礼にカートンを取り替えてもらう、大抵はランチの差し入れと共に。今日はボルシチ!


4月27日(月)
映画を観たい! 幾つかの映画と上映館と上映時間の組合せをチェックする。日によって全然違うので、ふらっと寄るという楽しさがなくなり、必死で探すという感じ。まずはクロエ・ジャオ監督とケン・ローチ監督に。


4月26日(日)
今日から連休突入の感じ。もう一般的なカレンダーとは縁がないような気でいたのに、このところ自分が持つ講座、受けたい講座といろいろ重なって、人並みに連休がうれしい。今日は当分の間の食料調達。アボカドも。


4月25日(土)
『高橋悠治 MULTIPLE』ーー殆どが自身の作曲そしてピアノ演奏という珠玉のコンサートに林のり子さんに誘われて、代官山へ。悠治さんの演奏も美恵さんに会うのも何年ぶりか。急き立てられることなく向き合える音・・


4月24日(金)
私の外国語習得への大きなモチベーションが、その国の言葉で小説や詩を読むこと。ジョージア語の小説を分担して訳しながら先生に文法面の教えを受けているのが楽しい。単語を以前より早く読めるようになってきた。


4月23日(水)
神棚や仏壇を置けるような間取のマンションってあるのかしら。昔、実家には神棚も仏壇もあって、年に一度くらいは拝んでいた。いま欲しいわけではないけれど、いつの間にかなくなったものが多く、ふと懐かしい。


4月22日(水)
アボカド1個249円+消費税。高いのに選ぶのがむずかしい。剥いて、ほとんど食べられないことだってある。きれいな実が出てきたときはうれしくて、カリッと焼いた薄い黒パンにパテと重ねてのせ、醤油を少したらす。


4月21日(火)
私自身の英語の勉強について少しは話したり書いたりしてきた。いちばん真剣に取組み身についたのは、1年浪人して予備校には行かず正則英語学校に通った時で、ここでの英語と国語の教えは大学でよりも遥かに深かった。


4月20日(月)
この頃、漠然と言葉に関わる本の頁をくっている。私は行けそうにないけれど福田尚代展を観るよう勧めているのもそのひとつ。Driving Miss Daisy は字を読めない運転手に Bauer という名前の探し方を教える箇所が印象的。


4月19日(日)
朝はスマホでジョイ・ハージョ(Joy Harjo)の詩の朗読とサックスに浸る。この素敵な詩人を知ったのは青山みゆきさんの翻訳と紹介によるが、お会いしたのはいつ、なぜだったのか思い出せない。女たちの戦争と平和?


4月18日(土)
唐澤るみ子さんが、かつて「文藝首都」の合評会がきっかけで、中上健次と小林美代子と彼女の三人のつながりが生まれたことについて書いたものを送ってくれた。『髪の花』が私の本棚に収まっていることの意味があった。


4月17日(金)
ロシアのウクライナ侵攻後はドイツに亡命している作家リュドミラ・ウリツカヤさんへの書面によるインタビューを朝日紙面で読む。希望はない、と断言するのが悲しい。武力つまり暴力にしか解決策がないのは更に悲しい。


4月16日(木)
翻訳の課題として数年に一度は扱う盲ろうの世界やヘレン・ケラー。幾度か観たつもりでいた映画『奇跡の人』を改めてTVで観る。1962年作。まだカラーではなかった。The Miracle Worker はアン・サリバン先生のこと。


4月15日(水)
明後日から取材でミラノへ行く娘が来て、20年ぶりに北側の部屋のカーテンを全部替えてくれた。裏地を付けてずっしりと重く仕上がった淡ピンク濃淡のカーテンは見た目が爽やかで、合わせた白いレースは殆ど無地の趣。


4月14日(火)
新宿クラスの郵送分の添削が少し遅くなり、せめて今朝一番の集配にポストへ。躑躅の群生が、きれい!言葉にできない深い華やかさ。これから花開く種類もあちこちにあり、しばらくベンチにかけて春風に吹かれる。


4月13日(月)
障子、襖、引き戸・・懐かしい物たち。能登半島地震で家の解体を迫られたお宅から、建具を譲り受けて「建具バンク」を運営する建築家たちがいるという。でも被災して公費解体された建物は5万棟を越す。災害の残酷さ。


4月12日(日)
久しぶりにエルヴィス・プレスリーが歌うのをラジオで聴く。Wise men say only fools rush in But I can’t help falling love with you. 今また、一語一語に気持ちを込めて歌う形に身を委ねるのが心地良い。ほぼ同い年。


4月11日(土)
居眠りというのをほとんど知らないできたけれど、この頃、ふと気がつくと1時間近く経っている。なんて気持ちのいい過ぎ方。椅子にかけたままだったと気がつき、うれしい。眠ることが義務ではなく自由になった気分。


4月10日(金)
で、思う。講演会やシンポジウムでも最近の卓上にはペットボトルが1人1本というのが多い。飲む時は瓶から? グラスくらい付ければ、と思う。ふと温かいお茶を飲むのは初めて、と言う子に会ったことを思い出す・・


4月9日(木)
25年前!に翻訳塾を始めたとき、私の机上にはグラスをかぶせた水差しが置かれていた。いつ間にかそれがペットボトルの小瓶とプラスチックのコップに変わり、ボトルだけの所もあるし自分で調達している講師もいる。


4月8日(水)
バスの路線が一つなくなって、ときどき出会っていた人達とも離れてしまった。同じ町の住人のはずだけれどスーパーで会っても気が付かないと思う。これからは駅まで1停留所だけで、東西線に乗り換えるのが味気ない。


4月7日(火)
この敷地内で咲く数本の桜、清新一小や一中の門のそばの桜、バスの車窓から見る木場の川辺や品川の道沿いの桜・・笠井久子さんが写真に撮って見せてくれた国分寺の桜・・以前に歩いた上野公園の夢のような桜、桜・・


4月6日(月)
ガスの点検を受ける。住居のメンテナンスは大切なことだけれど、その都度時間を作らなくてはならないのは、かなり大変。現役の時は辛かった。出かけるのが週に2、3日になった今、ようやく余裕をもって対処できる。


4月5日(日)
朝のんびりしていて10時半に気付く−−11時から「くすのき」の総会。5分で着替え、10分で準備し、10分で不要品捨て場に寄って5分前に着席。シニアの元気のために労を厭わずさまざまな活動をしてくれる方達に感謝。


4月4日(土)
翻訳塾のほぼ各クラスに一人ずつ新規の申し込みがあり、作業的に振り回される。今のやり方で一人ひとりに対処するには、もう増やしたくない。出かけるとき、化粧はしないけれど、明るいマニキュアで元気をつける。


4月3日(金)
子どもの頃、苺はお砂糖と牛乳をかけ、スプーンの背で潰して食べた。やがて背を平らにして小さなポツポツを付けた苺用スプーンが世に出た。最近の苺は甘いから、わが家でもあのスプーンはどこかで眠っている。


4月2日(木)
村上龍がTVの20年番組『カンブリア宮殿』から外れたのを機に『考える人』が彼の「黄金時代を知るための10冊』を特集。もちろんあの『KYOKO』は入っていない。二人の村上を同時代に読んでこられたのはよかった。


4月1日(水)
4月は変更が多い。いつも利用するバス路線が一つ、なくなった。メトロに切り替え、たまにタクシーも使うと、その日に頂く謝礼の半分が交通費になる。外を見る経費と考えよう。ふと「お鳥目」という言葉を思い出す。