2025年11月

11月30日(日)
普通の日々が戻った。私の普通とは部屋で何かを探しているか本を読んでいるかだけれど、咳やくしゃみも鎮まったし。ハン・ガンの『ギリシャ語の時間』を読んでいる。一語一語沁みる。斎藤真理子訳の端麗さゆえに。


11月29日(土)
外出しての娯楽から遠のいていた1、2か月がそろそろストレスになってきて、今朝は朝一に船堀シネパレスで『TOKYO タクシー』を観る。山田洋次監督、倍賞千恵子と木村拓哉主演。見慣れた東京風景と戦後80年の流れ。


11月28日(金)
富士山が雪煙をあげている? それを自分の目で見て写真に撮ってくれたのは甲府に住む児安さん。真っ青な空の下、それより青い山肌を見せた富士山の一方の側にだけ白い雪が空との間に厚く層を成してその表面が舞っている!


11月27日(木)
新宿住友ビルのツリーが、白が基調ながら豪華さを増し、翻訳塾を終えて数人でロビーに降りたときは、大勢の人垣ができていてビックリ。この三角ビルと都庁の間の道沿いにも飾りイルミネーション。なんだか・・・


11月26日(水)
今日で家の中の作業は終わり。児島康宏先生の90分講座「国歌で学ぶジョージアの言葉」の見逃し配信をようやくキャッチした。ジョージア国歌の最後は「讃えよ 自由を、自由を讃えよ」。自由はタヴィスプレバ。


11月25日(火)
G 20サミットでイタリアの初の女性首相ジョルジャ・メローニさんと高市早苗首相とが会い、ハグしあうのをネットで見た。二人とも右派政党の代表だけれど、国を思う政治家なら古きに固執せず新たな光を灯してほしい!


11月24日(月・休)
アドヴェント・カレンダーが来てくれた(頂いたも贈られたも相応しくない気がして)。12月には1から窓を開けていき24まで日々を楽しむ、そのそれぞれにチョコレート入りのゴージャスなもの。嬉しくて一つ開けてしまった。


11月23日(日)
昨日、87歳になった。「ママ、毎日、きれいな風景を見て・(略)・おいしいものをちょっと食べて・(略)・いつまでも自由を謳歌していてね」とは娘からのメッセージ。そうね、いつも忙しがっていず楽しくね。


11月22日(土)
今日のbeアンケートで静岡のひとが提案するように「ドングリや柿を国中から集め、山奥の(クマ)生息域にまく」ことに賛成!自衛隊の支援を得てヘリコプターでまけば、地面に残ったものから来年は木が生えるかも。


11月21日(金)
朝9時に玄関からキッチンまで養生シートが貼られる。昼休みもあったし3時には今日の分は終わり、私は何もしないのにぐったり。全粒粉の薄いパンに冷えたマーマレードとカッテージチーズをのせ、熱い紅茶でひと息つく。


11月20日(木)
明日から来週半ばにかけて大掛かりな排水管掃除が次々とあるため、家じゅうの水回りの物を退けている。怠け者の私には結構辛いけれど、この長期計画に基づくメンテナンスのお陰で40年以上、ほぼ古びずに住んでいる。


11月19日(水)
昨日の夕方、大分市佐賀関で発生した火災は24時間経った今も収まっていず、170棟以上に延焼しているという震災以外では最大規模。空撮した写真を見ると立派な家屋が立ち並び、地方の生活を知らない私は茫然とする。


11月18日(火)
日本女子大が、創立以来あった家政学部を廃止する。母が愛してやまなかった古巣が歴史上の存在になる。今も、思う。裁縫や調理に優れた技と人を大切にする資質を生かした教師という役を続けさせてあげたかった。


11月17日(月)
韓国の人が初めて東京に来て驚くのは、空の青さ、緑の多さ、川の水のきれいさだと、ある調査が示している。江戸川区は樹木数で東京23区でもトップクラスであり、区民1人当たり10.3本と発表されていることが嬉しい。


11月16日(日)
3日前に娘が来て言っていた。「また少しトッチラカッテない?」その通り。風邪が抜けないし。こういう時、やっぱり誰か傍にいてくれるといいと思うと一人暮らしの友が言っていた。でも私は逆。一人でよかったと思う。


11月15日(土)
もう冬の気配などとうっかり書くところだった。晴れた日は、まさに深い秋。家の周りは黄茶の濃淡に覆われている。足元でカサカサと音を立てる枯葉も愛おしく、ゆっくりとしか歩けないのを風情のためということに。


11月14日(金)
予定ぎっちりの1週間で、風邪をなんとか抑えている。今日は歯医者とジョージア語の翻訳講座。オンラインで五月女先生やクラスメート達にうつらなかったらいいけれど。龍角散、カフェオレ、水、タオルを横に置いて。


11月13日(木)
新宿住友ビルのロビーにクリスマスツリーが立った。白を基調として外側に螺旋階段をデザイン的にあしらいキラキラ輝いている。翻訳の課題も、ユダヤ教だから関係なしというのも含めてクリスマスにちなんだもの。


11月12日(水)
外国から日本を訪れる人たちは、交通機関の中が静かなのに驚くという。たしかにミラノの地下鉄車内もアテネの市内バスの中も皆んな知り合いのように賑やかだった。でも東京でも50年前はもっと人の話し声が高かった。


11月11日(火)
推理小説を読んでいる途中で結末の見当がつき最後にそれが当たったときの満足感と全然分からなくて最後に驚く感動と、どちらが深いだろう。私は数百冊読んできて、たいてい感動派でよかったと思う。知的ではない。


11月10日(月)
少しバタバタと動き回ったせいか鼻とかクシャミとか風邪症状。でも郵便局やコンビニで今日が締切の支払いをして、つい重い食品も幾つか買ってくると、さすがにぐったり。7時から一眠りして今、10時。熱は出ていない。


11月9日(日)
雨に濡れる木々の緑をガラス越しに見ていると、ヒヨドリ(多分)が2、3羽、サッと飛んできては葉を茂らせた細い枝の一本のごく先端に止まっては揺らし、何かを啄み、飛び去る。そしてまた飛んでくる。同じ鳥? 別の鳥?


11月8日(土)
手紙を書く時間が取れない。と言うほど忙しくはないのに、この頃翻訳の添削にひどく時間がかかる。それが全て手書きなので、さらに手紙に向き合う気持ちになれない。書きたいことは沢山あるのでメールだといいのに。


11月7日(金)
朝日カルチャーの単発オンライン講座にスムーズに申し込み手続きを終え、カードでの支払いも済み、当日を待つだけになった。その講座は2週間の見逃し配信付きなのでリアルタイムで参加しなくてもいい。遊びが増えた。


11月6日(木)
20数年で初めてだと思う、授業がないのにカルチャーに行ってしまったのは。新宿で、まだよかった。そう、これまでは郵送式というクラスがなくて必ず毎週行っていたから。安藤理恵さんが冷たい緑茶で労ってくれる。


11月5日(水)
昨日、江戸川区にイノシシが現れて葛西辺りの住宅街を走り回っていたそうだ。気をつけて、と娘からの深夜のメッセージで初めて知った。今朝、区役所から「見かけたら近寄らず、警察に連絡してください」とメール。


11月4日(火)
この数ヶ月、やたらと家にいる。やたら、は品のない言い方かも知れないと思い新明解国語辞典をみると「矢鱈」として「物事に根拠や秩序のない様子の口語的表現」とある。とにかくやたらと家にいて映画も観ていない。


11月3日(月・休)
マレーシアでのASEAN首脳会議について外務省のHPを読む。65分という短さに驚く。そういうもの?面白かったのはXで見た高市首相。開会前に椅子にかけたままススっと隣のインドネシア大統領に近づき話し込んでいた。


11月2日(日)
束の間ではあったけれど、こよなく美しい夕焼け空を見た。間もなく月と星が見えてくるだろう。自分が地球にいて、遠からず消えていくことを自然に思える。仕上げたジグソーのさらなる仕掛けが分かった。完成させたい。


11月1日(土)
「ここはどこ、今はいつ、これは何、隣はだれ、私はだれ・・・と、いつも感じていられるような建築と場所であってほしい。そのような感覚をもてるのが<小さな建築>です。」(富田玲子『小さな建築』から抜粋)