2025年12月

12月31日(水)
昭和百年が過ぎようとしている。昭和元年が7日しかなかったので大体この辺り。その大部分を生きてきて、水は井戸から汲む時代から蛇口に手を出せば自然に出てくる今まで、目まぐるしいほどの変遷を辿ってきたと思う。


12月30日(火)
先日、多摩霊園の近くに行ったから高橋家のお墓にお参りしたと美礼が写真を送ってきた。その5日後には自宅の綺麗なクリスマスツリーの写真。元日にはきっと彼と近くの神社に参拝するでしょう。私もずっとこの多神教。


12月29日(月)
武蔵小金井の林と畑に囲まれた小さな教会に、私は15から18になるまでたびたび一人で訪れた。米国の女性の宣教師の手ほどきで、英語のバイブルで旧約聖書を少しずつ読むために。thou, thy, thee。温かい紅茶とクッキー。


12月28日(日)
The Holy Bible— 中2の時から持つ宝物。大雪の後、誰かを仲間はずれにしたいと思った級友達から選ばれた私は一人で帰らされ、寂しさから畑の傍の洋館に「バイブルクラス」という札があるのを見て玄関の戸を押した。


12月27日(土)
大橋也寸さんの『道を切り拓く人と・・』を電話で注文。いつの間にかジョージア語・文字関係のサイトが沢山あるのを発見。夜、家で、吉田純子と近藤康太郎の音楽閑話「語るコラム」をACCオンライン講座で視聴。


12月26日(金)
休院になる前に診療所に行っておくことを思い出し外に出ると、吹き飛ばされそうな強風だった。そこで待つ間も含めて高田郁の新作『志記① 遠い夜明け』を読み上げる。時間があったらする一番が本を読むこととは・・


12月25日(木)
イブからクリスマスにかけて冬雨。新宿クラスを終え、来年の新期まで殆ど予定のない日々!傘が必要なければケーキをホールで買って帰ろうかと本気で思っていた。本の整理ができるかもしれない。手紙も書けそうだ。


12月24日(水)
今年のクリスマスシーズンの課題の一つがドロシー・セイヤーズの『真珠の首飾り』で、読み込むほどに英国らしさが滲み出てきた。でもある単語一つで醸し出される雰囲気とか時代とかを訳に込めるのはほんとうに難しい。


12月23日(火)
今年親しくなった廣田さんに、先日99歳で亡くなられたお母様の話を聞かせてもらいたく豊栄酒家でランチ。でも聞きたいことが多すぎた。佐喜子姉と3歳違いなので、あの時代の背景を感じたいと思いつつ、いずれまた。


12月22日(月)
買い物より支払いやコピー取りに行く方が多いコンビニは近い7-11が圧倒的に多い。船堀駅構内のローソンも使うが、予約チケットを取るのに西葛西駅にファミマがあるのを今ごろ発見。北口なので気が付かないでいた。


12月21日(日)
自分がどういう人間でありたいか納得の指標が見つかった。毎日ある「デジタル朝日ニュースQ」の正解率。⚪︎×で表示される過去8回分の結果でオール⚪︎は、これまでに1日だけあった。でも⚪︎が6、×が2に一番しっくりする。


12月20日(土)
不規則な睡眠の取り方をして、夕方から夜にかけて眠いという変なクセに陥った。今日も横浜から帰ってきてグズグズ過ごしたあげく、7時から10時までぐっすり眠ってしまう。どこかで調整しなくては。部屋に花がない。


12月19日(金)
自分の名前は言える67歳の認知症の女性が行方不明、と区のメールが入ったのは3日前。昨日、さらに詳しい外見の描写とともに再度の周辺注意要請。夜を2度も越すと心配がつのる。でも今朝、発見されたという。よかった!


12月18日(木)
西葛西駅近くは開店閉店の動きが激しくて有名だそうで、家から1区間をバスに乗るようになってから、その変化を知らないできた。久しぶりに南口の郵便局辺りを歩くと、びっくり。今日は中華料理の「豊栄酒家」に美礼と。


12月17日(水)
翻訳は楽しいのに、実際の作業としては苦しかったり悩ましかったりする。日本語では作品によって「彼女」「彼」は使わないように言うのだけれど、平気で子どもに母親を彼女と言わせる。変だと指摘するのも疲れる。


12月16日(火)
朝日歌壇でみた幾つかの「移民の歌」で好きだったのは、「かなしいとかわぎしいってかわのひとはなしましょうしあわせになる」(ダン ティ ニュン)。解説と違って、川岸では誰でも「川の人」になるのかと思ったけれど。


12月15日(月)
歯のクリーニングで勝どきへ。プラザ勝どきはまだ建っていて、最初は淡緑色のカーテンですぐ見分けられたDルームを懐かしく見上げる。銀座ではあちこちに立つクリスマスツリーに観光客らしい人達がスマホをかざす。


12月14日(日)
古い本の頁をめくると、思い出よりも、やれたのにやらなかったことの方が胸に迫まるのは優柔不断な性格のせい? 吉祥寺から自転車で行かれる荻窪で石井桃子先生が「かつら文庫」をご自宅に開いたのは1958年だった。


12月13日(土)
昨夜。パソコンの画面いっぱいに上野・小ホールのステージ。リアルタイム! とくに聴きたかったのは新実徳英新作初演『神の木ーー尺八とチェロのために』。演奏は黒田鈴尊と山澤慧で、透徹した時空間がひろがった。 …


12月12日(金)
ジョージア語が休講で気持ちは東京文化会館小ホールでの「現代室内楽の四人組」全新作コンサートに向きながら諦めていた。それが今夜はライブをYouTube で視聴できると新実美南子さんからメール!なんと嬉しいこと!


12月11日(木)
そして今年のノーベル平和賞が贈られたのはベネズエラの野党指導者マリア・マチャドさん。58歳。独裁政権に抵抗して弾圧されながら国内で潜伏中。受賞のため船で密かに出国してオスロについたという。無事に帰れる?


12月10日(水)
ストックホルム市庁舎の壁に投影された平和がテーマのノーベル賞記念プロジェクションマッピングをウェブで見ることができた。広島原爆ドームから色とりどりの千羽鶴が一斉に羽ばたいていく!! 有元愛美子・朝日記者報。


12月9日(火)
集会室で「くすのきクラブ」の誕生会。映画を観ましょうなどとつまらない挨拶をする私。ギター伴奏で皆んなで歌う。小椋佳作詞・作曲の『愛燦燦』の歌詞は「雨潸潸」「風散々」と漢字が変わるのを知らなかった。


12月8日(月)
Curious George の「Rey’s 」作はadopt された作品だけれど、十分に楽しさを継いでいる。7冊の原書の初版は1941年で、全部読んだ記憶はあり図書館でだったのかも知れない。He(George )did. で終わる元のを読み直したい。


12月7日(日)
無限に広がる空の澄みきった青さが眩しいほど深く靭い。棟の入り口のサザンカがいくつか赤い花を開かせた。近寄ってみると蕾がぎっちりと待ち構えている。秋の短さが惜しまれながらも、凛とした冬の気配が懐かしい。


12月6日(土)
気になっていた来年用の手帳を横浜の有隣堂で買う。一応いろいろ見て、いつもの高橋書店のリベルインデックスで色はマシュマロピンクの『あ、かるい手帳』。至れり尽くせりの工夫が整っていて、税込み913円。


12月5日(金)
ジョージア語を読むのに、発音しにくい長い単語を言えなくてカタカナで書いてみる。ピルジュヴァリッツ ガダスツェラ・・全然、気持ちが込めらない。たどたどしくてもジョージア文字を読むのでなければだめだった。


12月4日(木)
天気が良くて美術館に行くには最適、と思いつつ、昨日の横浜クラスでするべき課題を完全に別の週と取り違えていたので、自粛。いろいろな変更が重なって混乱気味だし、落ち着いて整理する。それにしても良い天気。


12月3日(水)
高市首相の「働いて×5」が今年の流行語大賞となり、反感を示す大半は時間的に捉えるが、質的な意味で発せられた言葉だと思う。ただ初の女性首相が政治家として歩いてきた人でよかったけれど、その考え方は時々恐い。


12月2日(火)
いま翻訳塾に来てくれているのは合わせて30人くらい。年齢とか住所とか出身校とか、ほとんど知らない。それでも20年も前から月に2、3度は会っているひとも数人はいて、私にとっては大切なひとたち。ありがたいこと。


12月1日(月)
サンタさんの「ふろよりらくはなかりけり」の次に2歳の美礼が好きだったのはマドレーヌだった。本は染みだらけ。不遜にも瀬田貞二名訳に私のペンで直しが・・・「ふっても/てっても」→「あめが ふっても/ひが てっても」と「たまげたのは」→「びっくりしたのは」