10月31日(金)
高市内閣の支持率は朝日新聞の世論調査では68%。裏金問題で名の出た議員も役職についているけれど。ただ女性が首相でいる景色にみんなが慣れたいもの。ひな壇に男性だけが立っては不自然だと思うようにならなくては。
10月30日(木)
カルチャーセンターで塾を開講して23年。その紙類が膨大に仕事場から家に運ばれて片付かない。出席表だけでも大体の計算でA4版紙350枚ーーえっ、本当? まさか。計算しなおさなくては。こうしてすぐ一日が終わる。
10月29日(水)
クマが日本全国で市内にも出てきて、死者も増え、市職員だけでは手に負えなくなっている。今日早朝には山形市の小学校で姿を見かけたので休校にし、まだ警戒中。銃殺は可哀想であるにしてもヒトへの危険が大きい・・
10月28日(火)
トランプ大統領の3日間の訪日は「エアフォースワン」で羽田着に始まり、ヘリコプター「マリーンワン」で赤坂着、専用車「ビースト」で皇居訪問。東京タワーもスカイツリーも星条旗色だそうで、なんだか漫画みたい。
10月27日(月)
何ヵ月かかったのか覚えていないけれど1000ピースのジグソーを一つ完成! 美礼がニューヨークのMOMAから取り寄せてくれた一つ「The Sun City」で、似た色の屋根の同じような家々が並ぶ街のそこここに人がいる。
10月26日(日)
朝日歌壇は佐佐木幸綱選の作が好きなことが多く、今日初めて同じ年の生まれだと知った。なるほど。外は寒そうで雨も降っていて、食料品は全てネット注文でマルエツから届けてもらう。歌人のような配達員さんだった。
10月25日(土)
腰を痛めてシャンプー台に上がれず引き返したので、半年振りの美容院。モシャモシャ頭にやっと戻れた。普段は滅多に鏡を見ず、たまにはっきり対面すると老けていてびっくりする。シワはあまりないけれど弛んでいる。
10月24日(金)
先週はエアコンで冷房を入れた日があったのに今日は暖房を入れてしまった。家でオンライン講座を受けるのに風邪っぽく、途中で咳をして迷惑をかけないため、部屋を温め、始まる5分前に熱いミルクコーヒーを用意した。
10月23日(木)
多分10数年ぶりに『オール讀物』を読んだ。9・10月号。第173回直木賞が該当者なしに終わった背景を選考委員たちに語らせているのを読みたかった。若い作家たちの作品を私が知らないのは雑誌を読まないから、と反省。
10月22日(水)
昨日が佐喜子姉の一周忌で、数日前から写真に花を添えている。私が好きな小ぶりの黄色い薔薇。ちゃあちゃん、と呼びかけて会いたい。つい数日前までTシャツでいたのに、今日は冬・・・セーターを着て横浜へ行く。
10月21日(火)
診療所で毎月の検診、年一度の区の健康診断、インフルエンザの予防接種、コロナの予防接種ーーこれだけを30分で済ませ、帰ってチョコレートと抹茶で休む。ショパンで優勝したエリック・ルーはファツィオリを弾いた。
10月20日(月)
ショパンコンクールのファイナルは日本時間では真夜中になり、夜中によく起きていながら、そういう時は眠ってしまい、今日、YouTube で進藤実優の幻想ポロネーズと交響曲1番を聴く。11人の最後がフリクリと桑原志織。
10月19日(日)
最近、デジタル朝日のニュースQがひどい成績。その日までの8個の結果が記録されていて5分は⚪︎を保っていたのに、今日など⚪︎2の×6。知らないことの推察力が弱く、自分で考えるより、微かな記憶の方が正解に近いのは残念。…
10月18日(土)
大谷翔平の名前は、新聞にあまり載らなかった4、5年前はここにもよく書いた。今はドジャースの柱としても広告モデルとしても絶えず注目の的。ただファンでいる。でも今日の凄さといったら‼︎ 特大HR3本に10奪三振‼︎
10月17日(金)
90分の翻訳の授業では原書で1頁半すすめたらいいところ、というのが自分が講師としての英文翻訳でも生徒としてのジョージア語翻訳でも同じということが分かった。なんだか面白い。今夜は生徒で、明朝は講師で、忙しい。
10月16日(木)
米谷ふみ子は幾つかとググって95歳と分かったが、驚いたことに今年1月に、あのロサンゼルスの山火事で家もろとも全てが焼け落ちたという。絵も蔵書も資料もすべて。今は老人ホームにいるそうだ。毎日新聞の記事で。
10月15日(水)
最近、急速に視力が落ちた。加齢もあるし、スマホとYouTube の見過ぎ。TVよりパソコンよりスマホの小さな画面の方がいい。今夜も赤ちゃん連れの若いジェイソン・レイ夫妻と弟ブルースの日本観光に付き合ってしまった。
10月14日(火)
ショパンコンクールではスタインウェイの使用が多いけれど、シゲルカワイも存在感を増している。第三次予選出場20人の中からジョージアのダヴィド・フリクリの演奏を聴く。12時まで起きていられれば桑原志織も。
10月13日(月)
暑さから寒さへと、ストーンと変わる。去年もそうだった。かと思うと、まだまだ暑さの残りがじわっと居座っていたりする。でもきっと秋晴れの空がもうすぐ広がる。そうしたら外を歩こう。紅葉や秋の花々を見たい。
10月12日(日)
ノーベル文学賞はハンガリーの作家クラスナホルカイ・ラースローに授与と決まった。邦訳は1冊だけ。せめて英訳で読んでいて日本語で解説できるのは満谷さんしかいないと思う。昨日、彼女から借りた『Spadewok for a Palace 』を読む。
10月11日(土)
魚魯魚魯の昼も土曜日は空いていた。マーガレットさん、フィリスさんと食事をして、向かいのコージーコーナーに座を移し、アバト・カバットさんを加え、多分2時間近く話す。良質な英語で日本を伝えてくれている三人。
10月10日(金)
今日は平野公子さん主宰の「落語会」が下北沢で幕を開ける日だが私は行かれない。和田誠原作を50年ぶりに披露することもあり、満席になったそうで本当によかった。やりたいことを実現していく人って爽やかで最高。
10月9日(木)
ポーランドでショパンコンクールが始まっていて、一次予選からYouTubeで視聴しているらしい美礼から観てる?とメッセージが入った。日本からの出場者のうち5人が二次に進むことになった。前回惜しかった牛田智大も。
10月8日(水)
夕方、椅子に凭れて薄暗くなりかけた南の空を見ていた。と、ふいに空全体が明るい薄青色になり、そこに薄紅色の細い雲が次々と流れてきて次第に濃さを増したかと思うと一瞬、全てが金色に輝いた。そして夕闇が・・
10月7日(火)
チャールズ・シュルツの『ピーナッツ』を1本、課題にしたので、50周年記念作品集を拾い読みする。1千本の作品が載っていて、まだ全部は読んでいない。編集人として接触のあった漫画家の中で、心から尊敬する人だった。
10月6日(月)
満月は今日?明日? とにかく今夜は藍色の雲が空一面を覆っていて星も見えない。2007年の1年間、毎土曜日に日経朝刊で連載されていた瀬戸内寂聴の『奇縁まんだら』をふと読み直す。こういう面白さが今、ないのは残念。
10月5日(日)
佐野ぬい。1932-2023。女子美の教授、学長として名を知りながら作品をほとんど見たことがなかった。近美での何かの展覧会で1枚の「青い」絵に出会ったことがある。その青に惹かれながら追わないままだった。悔やむ。
10月4日(土)
高市早苗・新総理が誕生しそう、と書きかけて、ソファで眠っていたみたい。やっぱりつまらないことだからかな。横浜での講座後、黒木さんがディケンズの押し花のカードを気に入ったと言ってくれたことの方が大切。
10月3日(金)
2週間ぶりのジョージア語講座。1時間半がたいてい15分くらいは延びて疲れる。もちろんイヤな疲れではない。でも同じ90分でも、自分が喋っている方がずっと楽だなあと思う。私の翻訳塾に来てくれる方達、ありがとう。
10月2日(木)
岩波書店が今月半ばに大活字版の岩波文庫を出すそうで、見本のちらしを手に取った。面積としては2倍になり、12ポイントの文字はたしかに読みやすい。ただ文庫でも安いわけではなく、漱石の『こころ』が3300円。
10月1日(水)
「秋の夜は耳の近くを月が通ってゆく。宙空で大時計が十三時を打った。耳の奥で錆びたカンヌキをはずす音がして・・・裏庭の垣根はこわれ、薔薇の季節も終わっていた。」(水野るり子の詩『真夜中のいもうと』から抜粋)